備忘録

夢とか白昼夢とかのメモを薄くしたり濃くしたりしたやつだよ。カルピスと一緒だね。

ブルーのことなど

・「私の目は誤魔化せん。持っていくブルーがすぐに無くなると信じていた」

「ブルー」は試薬で、私はそれを持ち出したと疑われているらしかった。

夜店で売っているかき氷は薬っぽい味で、そこも含めて好きだ。どう考えても体に悪そうな色をしているので、絵の具を舐めているような気持ちになる。食べる用に作られているという意味では、絵の具より健康食品寄りといえる。

つい最近になって、ブルーハワイやレモン、メロン、イチゴといったあのシロップが、色違いなだけで全部味は同じなのだと聞いた。本当かどうかは知らないが、もしそうなら視覚情報とは強いものだと感心する。本当かどうかは確かめていないが、しばらく騙されたフリを続けるために調べないでおこうと思う。

 

・バイクに飛び乗ったところで横転し、「そう思ったのが運のツキである」とナレーションが入る

口調から察するにギャグシーンのようだった。調子に乗って飛び乗った(乗る、で掛かっていますね)と思われているらしく癪である。

バイクにも車にも乗れない、免許証がないからだ。しかし免許を取ったところで運転していいのだろうか? 私の運動神経を知る家人や友人は「お前の運転する車には乗れない」と言う。謙虚なことである。

自転車でも、傘やラケットなど長い得物をハンドルのあたりに持つと、もう車幅がわからなくなってしまう。そもそも自前の肉体に乗っているだけで物にぶつかるので、当然といえる。空間把握能力が搭載されていないようである。

 

・「ぼくは2人が幸福にぶら下がっているとは思わなかった。むしろ幸福が2人にぶら下がっていた」

風船にぶら下がって2人で宇宙に行く様子を見る少年の独り言。私にはアドバルーンに見えていたが、少年にはそれが幸福の象徴だったのかもしれないし、私の聞き違いかもしれない。

よくショッピングモールで風船を持つ子どもを見かける。私もほしいのだが、もらうことはない。