備忘録

夢とか白昼夢とかのメモを薄くしたり濃くしたりしたやつだよ。カルピスと一緒だね。

ホウトウ的なスイトンのことなど

・「溺れるゴボウはホウトウをも掴む」

  久々にホウトウを作ろうと思い立ったが、冷蔵庫にゴボウがなかった。そのためだろう。ところで出来上がったのはスイトンだったが、ホウトウとスイトンは似ているので仕方がない。ヒラメとカレイのようなものだ。

  自分をヒラメと思っているカレイだっているし、たぶん私が作ったのも自分をホウトウと思っているスイトンなのだ。私だって自分をニンゲンと思っているがチキュウガイセイメイタイかもしれないが、そうだって大して困るものではない。

  ホウトウ的スイトンには、黒七味をかけて食べた。私の好きな調味料の一つで、京都に行くたびに買っている。山椒が効いていて、うどんや味噌汁、炒め物にかけると大変うまい。

 

・頭髪が風車のような形になる

  新しい髪型について、家人に意見を聞きに行く。家人は二重人格なので、表の人格に意見を聞いた後、裏の人格が出てくるまでそばで待ち、もう一度聞くことになる。とんだ二度手間である。医者にかかると診察に次ぐ診察で待ち、会計で待ち、薬でさらに待つものだが、それと似たものを感じる。

  髪型については、まあ良いと褒められようが悪いと罵られようが、風車になったものはもう戻らないので、しばらくはこの頭で生活せねばならない。風が吹くとカツラなら飛ぶが、風車は回る。毛髪でできているので、カラカラと音はしないだけマシである。ただ、小さな子が指差して見てくるのは辛い。

 

・乗馬の水足で駆ける

  調べてみると、これもインターネットが知らない言葉であった。だく足のような馬用語だと思う。追っ手から逃げるときは、川に入って足跡を消すものだが、石だらけの川底を歩ける馬がいる。本当にいるかは知らないが、いるとして、そういった馬の歩き方なのだろう。じん速より少し遅く、および腰というニュアンスがあるようだった。じん速もよくわからないが、迅速のことだと思う。